うたわれるもの
- うたわれるもの DVD版
- 発売元: リーフ
- メーカー: リーフ
- 価格: ¥ 6,237 (33% OFF)
- 発売日: 2003/12/12
”――散りゆく者への子守唄――”
リーフが送り出した、完全オリジナルのシミュレーションRPG。
それが2002年4月26日にWIN版が発売された「うたわれるもの」でありました。
むーむー(現:菅宗光)氏が手掛けた「恋姫」、「BE-YOND」はかなり楽しませてもらっていまして、そのリーフに移籍後初のシナリオのメイン担当作品、ということでプレイしたい気持ちはずっとありまして。
ただ主人公を除いたキャラが皆ネコミミとシッポ、という亜人ビジュアルに違和感もありすぐには購入しなかったのですが結局は手を出すことにしたのでした。
人類のほとんど全てが亜人となっている世界。
とある男が行き倒れているのを村の娘エルルゥが見つけ連れ帰る。
その男は記憶を亡くしており、更にどうしても取ることの出来ない仮面を付けていたのであった……
というのが大まかなあらすじとなりまして。
主人公のハクオロがその村を襲う戦乱に対し中心となって対抗していく姿を、記憶を取り戻していくさまともども描いていくことになるわけです。
今作は筆者の大好きなジャンルであるシミュレーションRPGであったわけですが、システムとしての深みとか、難しくもなく簡単でもない絶妙なプレイ感とか、そういうレベルではありませんでした。全体的にはアバウトというかプレイヤーが圧倒的に有利なゲームバランスでこのテのに多少なりとも慣れていれば苦戦することもないでしょう。
ですが、それが悪いわけではありません。アダルトゲームで超絶難易度を誇るSLGを出されても面倒なだけ、と思いますし、敵のターンでCPUの思考時間が長くなってしまうのも勘弁願いたいですしね。
まあ強力なユニットを駆使してゴリゴリと倒していくだけで十分でありクリックのタイミングを合わせることによる必殺技も出していけば、もっとサクサク進めることが出来る今作の仕様を個人的には是としたいです。
物語に関しては、うん、さすがはむーむーさんで周囲のキャラクター達をうまく動かしながら主人公の謎に迫っていき、後半の重い展開を経て趣のあるラストにもっていく手腕はさすが、見事でした。前半のほのぼのと後半のシリアスのバランスが完全に取れているとは言いませんが、納得は出来る範囲と思えましたしね。
「BE-YOND」ほどの笑いはなかったですが、この作品も良作といえるシナリオの出来であったと思います。
個人的にはクーヤというキャラが好みでしたが、あのような展開が待ち受けているとは……してやられました。
メインヒロイン格であるエルルゥとアルルゥの姉妹を始めとするハクオロの周りのヒロインたちもイキイキと描かれていて人気があるのも頷けるキャラでしたし、サブキャラの個性も十分に発揮もされていたように思えました。
メイン担当は初(?)の甘露樹さんのグラフィックは、さすがF&C時代から定評があるだけのものがあってやっぱりいいですね。ただネコ耳がデフォ種族なので嫌悪感を刺激される方も、もしかしたらいらっしゃるかも知れません。個人的にも前述しましたがプレイするまでに躊躇する部分がありましたしね。
あと今作は18禁ソフトですが、濃厚なベッドシーンってやつを期待するとかなり外されたように感じてしまうかも。
筆者はむーむーさんの前2作をプレイしていたのでそっち方面はライト描写しかしないことは認識してましたけど、その前知識がないプレイヤーにとってはガッカリしたかも知れませんね。
ということで。
「恋姫」「ビ・ヨンド」が好きだった方なら問題なくオススメ出来る一品ですね。
細かい部分でもう少し手を入れる余地はあったかと思いますが、大本の部分はしっかりしているので、楽しくプレイすることが出来るのではないかと思える内容でした。
筆者の評価はランクC+です、しかしこのタイトルの真価はアニメ化された後のインターネットラジオ番組にあったような気がします……とにかく凄かったですからね。
主人公のハクオロがその村を襲う戦乱に対し中心となって対抗していく姿を、記憶を取り戻していくさまともども描いていくことになるわけです。
今作は筆者の大好きなジャンルであるシミュレーションRPGであったわけですが、システムとしての深みとか、難しくもなく簡単でもない絶妙なプレイ感とか、そういうレベルではありませんでした。全体的にはアバウトというかプレイヤーが圧倒的に有利なゲームバランスでこのテのに多少なりとも慣れていれば苦戦することもないでしょう。
ですが、それが悪いわけではありません。アダルトゲームで超絶難易度を誇るSLGを出されても面倒なだけ、と思いますし、敵のターンでCPUの思考時間が長くなってしまうのも勘弁願いたいですしね。
まあ強力なユニットを駆使してゴリゴリと倒していくだけで十分でありクリックのタイミングを合わせることによる必殺技も出していけば、もっとサクサク進めることが出来る今作の仕様を個人的には是としたいです。
物語に関しては、うん、さすがはむーむーさんで周囲のキャラクター達をうまく動かしながら主人公の謎に迫っていき、後半の重い展開を経て趣のあるラストにもっていく手腕はさすが、見事でした。前半のほのぼのと後半のシリアスのバランスが完全に取れているとは言いませんが、納得は出来る範囲と思えましたしね。
「BE-YOND」ほどの笑いはなかったですが、この作品も良作といえるシナリオの出来であったと思います。
個人的にはクーヤというキャラが好みでしたが、あのような展開が待ち受けているとは……してやられました。
メインヒロイン格であるエルルゥとアルルゥの姉妹を始めとするハクオロの周りのヒロインたちもイキイキと描かれていて人気があるのも頷けるキャラでしたし、サブキャラの個性も十分に発揮もされていたように思えました。
メイン担当は初(?)の甘露樹さんのグラフィックは、さすがF&C時代から定評があるだけのものがあってやっぱりいいですね。ただネコ耳がデフォ種族なので嫌悪感を刺激される方も、もしかしたらいらっしゃるかも知れません。個人的にも前述しましたがプレイするまでに躊躇する部分がありましたしね。
あと今作は18禁ソフトですが、濃厚なベッドシーンってやつを期待するとかなり外されたように感じてしまうかも。
筆者はむーむーさんの前2作をプレイしていたのでそっち方面はライト描写しかしないことは認識してましたけど、その前知識がないプレイヤーにとってはガッカリしたかも知れませんね。
ということで。
「恋姫」「ビ・ヨンド」が好きだった方なら問題なくオススメ出来る一品ですね。
細かい部分でもう少し手を入れる余地はあったかと思いますが、大本の部分はしっかりしているので、楽しくプレイすることが出来るのではないかと思える内容でした。
筆者の評価はランクC+です、しかしこのタイトルの真価はアニメ化された後のインターネットラジオ番組にあったような気がします……とにかく凄かったですからね。
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