ヌークⅡ~レミーの逆襲~
ボンびいボンボン!による、ドタバタラブコメなテキストAVGのシリーズ第2作。
それが1993年10月8日にPC98版が発売された「ヌークⅡ~レミーの逆襲~」でありました。
前作をプレイして、そのノリの良いテキストとなかなかに好みにマッチしたグラフィックに見所を感じておりまして。
今作が発売になることをPCゲーム雑誌で知り購入することにしたのでした。
前作の大騒動が終結し、主人公の梅千代はピリルと嬉し恥ずかしな同棲生活をしていた。
しかしピリルとケンカしてしまい、彼女は危険が伴うやも知れない奇病の調査のため外国に旅立ってしまう。
一方、前作でその野望を打ち砕かれたはずのギルは脱獄を果たし、レミーたちを使って新たな策謀を巡らすのであった……
それが1993年10月8日にPC98版が発売された「ヌークⅡ~レミーの逆襲~」でありました。
前作をプレイして、そのノリの良いテキストとなかなかに好みにマッチしたグラフィックに見所を感じておりまして。
今作が発売になることをPCゲーム雑誌で知り購入することにしたのでした。
前作の大騒動が終結し、主人公の梅千代はピリルと嬉し恥ずかしな同棲生活をしていた。
しかしピリルとケンカしてしまい、彼女は危険が伴うやも知れない奇病の調査のため外国に旅立ってしまう。
一方、前作でその野望を打ち砕かれたはずのギルは脱獄を果たし、レミーたちを使って新たな策謀を巡らすのであった……
というのがおおまかなあらすじになりまして。
主人公が世界各地を転々としながらレミーたちと騒動を繰り広げ、それが再び現れたギルの野望を(結果的に)阻むことになっていくわけです。
インターフェースに関してはとある章を除きオーソドックスなテキストAVGなスタイルであり、3章まではややフラグ立てが面倒だったようにも記憶していますが(意味なさげな場所移動を繰り返す必要があった記憶が)、当時の作品としてはよくあるレベルでありました。
シナリオに関しては、前作同様にノリの良いテキスト、特にシリーズお馴染みとなった「天の声」による主人公の選択や言動へのツッコミがなかなかに見所があり、なかなかに楽しめている状態で進めていくことが出来てました。
ですがそれも途中の3章までであり、後半の展開に更なる期待をしつつ4章に入ってからはそれを大きく裏切られることになってしまったのでした。
4章に突入しますとそれまでのオーソドックスなテキストAVGスタイルから、街中をデフォルメキャラをマウスで操作して聞き込みなどを行う、いわゆる「同級生スタイル」なゲームシステムに変更されてしまいまして。
それだけでも戸惑いを感じている上に、フラグを立てるために出会わなければならないキャラがまあ見つからず、あちらこちらを延々と探すハメになってしまい、この章をクリアする頃には「ようやく終わった……」とうんざりさせられてしまいまして。
当時を代表する大人気タイトルのゲームシステムを自分たちの作品でも取り入れてみたかったのでしょうが、あのシステムを微妙な調整なしに安易に使いこなせるはずもなく、大失敗に終わったことがとにかく悪印象として強烈に記憶させられました。
コレさえなかったらねえ……せめて対象キャラのエンカウント率をもっと高めてくれればもう少し評価のしようもあったのですが、一人に出会うのにああまで手間が掛かってはやっていられませんよ。
グラフィックに関しては前作からそうレベルアップしたようには感じませんでしたが、好みの絵柄のままではありましたので特に問題なかったですね。ギルの悪人顔もそのまんまでした。
ベッドシーンについては、前作の絵柄に似合わぬ濃さにかなり驚かされたのですが今作はさすがに慣れたせいか、あまり印象に残っているレベルではありませんでした。
そうそう、これはシリーズのIIかあるいはIIIだったか失念してしまったのですが、ピリルが何度か「きゃんきゃんバニー エクストラ」のヒロイン、スワティを持ち出して「(私は)スワティちゃんより可愛くない」とかいうセリフを言わせていたのはどうかと思いました……まったく縁もゆかりもないでしょうに。発売時期の近さを考えるとIIだったような気がします。
ということで。
今作に関してはもう、4章で疲れ果ててしまったことが全てです、あれさえなければ「まずまず楽しめた、次に期待だ」と言えましたのに。この部分の悪印象がどうしても強くて他の悪くない部分を打ち消してしまったなあ、というのが率直な感想です。4章ばかり頭に残って最後にまたミニゲームがあったかどうかすら覚えてないですからね……
筆者の評価はランクC-です、シリーズは次回作にて完結することになります。
主人公が世界各地を転々としながらレミーたちと騒動を繰り広げ、それが再び現れたギルの野望を(結果的に)阻むことになっていくわけです。
インターフェースに関してはとある章を除きオーソドックスなテキストAVGなスタイルであり、3章まではややフラグ立てが面倒だったようにも記憶していますが(意味なさげな場所移動を繰り返す必要があった記憶が)、当時の作品としてはよくあるレベルでありました。
シナリオに関しては、前作同様にノリの良いテキスト、特にシリーズお馴染みとなった「天の声」による主人公の選択や言動へのツッコミがなかなかに見所があり、なかなかに楽しめている状態で進めていくことが出来てました。
ですがそれも途中の3章までであり、後半の展開に更なる期待をしつつ4章に入ってからはそれを大きく裏切られることになってしまったのでした。
4章に突入しますとそれまでのオーソドックスなテキストAVGスタイルから、街中をデフォルメキャラをマウスで操作して聞き込みなどを行う、いわゆる「同級生スタイル」なゲームシステムに変更されてしまいまして。
それだけでも戸惑いを感じている上に、フラグを立てるために出会わなければならないキャラがまあ見つからず、あちらこちらを延々と探すハメになってしまい、この章をクリアする頃には「ようやく終わった……」とうんざりさせられてしまいまして。
当時を代表する大人気タイトルのゲームシステムを自分たちの作品でも取り入れてみたかったのでしょうが、あのシステムを微妙な調整なしに安易に使いこなせるはずもなく、大失敗に終わったことがとにかく悪印象として強烈に記憶させられました。
コレさえなかったらねえ……せめて対象キャラのエンカウント率をもっと高めてくれればもう少し評価のしようもあったのですが、一人に出会うのにああまで手間が掛かってはやっていられませんよ。
グラフィックに関しては前作からそうレベルアップしたようには感じませんでしたが、好みの絵柄のままではありましたので特に問題なかったですね。ギルの悪人顔もそのまんまでした。
ベッドシーンについては、前作の絵柄に似合わぬ濃さにかなり驚かされたのですが今作はさすがに慣れたせいか、あまり印象に残っているレベルではありませんでした。
そうそう、これはシリーズのIIかあるいはIIIだったか失念してしまったのですが、ピリルが何度か「きゃんきゃんバニー エクストラ」のヒロイン、スワティを持ち出して「(私は)スワティちゃんより可愛くない」とかいうセリフを言わせていたのはどうかと思いました……まったく縁もゆかりもないでしょうに。発売時期の近さを考えるとIIだったような気がします。
ということで。
今作に関してはもう、4章で疲れ果ててしまったことが全てです、あれさえなければ「まずまず楽しめた、次に期待だ」と言えましたのに。この部分の悪印象がどうしても強くて他の悪くない部分を打ち消してしまったなあ、というのが率直な感想です。4章ばかり頭に残って最後にまたミニゲームがあったかどうかすら覚えてないですからね……
筆者の評価はランクC-です、シリーズは次回作にて完結することになります。
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