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MIRAGE(ミラージュ)

 F&Cから独立した面々により設立されたソフトハウス、ディスカバリーが手掛けた初のRPGとなる一作。
 それが1992年1月24日にPC98版が発売された「MIRAGEミラージュ)」でありました。

 当時は独立組による新進のソフトハウスによるRPGということで、そんなに注目を集めていなかったように覚えているのですが。
 筆者にとっては斎藤維力さんがシナリオを担当し鹿富代(しかとみよ)さんも原画(もう一人の大越秀武さんと分担して担当されてましたが)という、かつて「NIKE」という個人的に大変思い入れのあるスタッフによる新作ということが実にポイントが高いRPGでありました。

 今よりはるか昔、ここから遠く離れた魔法の世界。
 皆が魔法を使える中、それを一切身につけることが出来ない男の子が誕生した。
 奇妙な運命を背負った少年が12にならんとするとき、更なる数奇な運命が待ち受けるのであった……
 というのが大まかなあらすじになりまして。
 主人公ケーン(変更可)が降りかかる災難に打ち勝つため、モンスターがうろつくダンジョンとなっている洞窟に挑むことになるわけです。 

 ゲームとしては3DダンジョンRPGのスタイルになっており、まあ「ドラゴンナイト1」ライクな作品だなあと思ったもので。
 そして敵として出てくるモンスターの中にはなぜか女の子姿のものもおり、倒すと脱衣姿になるという辺りはいかにもこのテのジャンルのお約束でもありましたね。
 オートマッピングだったのはラクでしたが、座標見るのが面倒だったような……ウィズとかと確か違った見方をする必要があって、混乱というほどではないにせよしっくり来なかったように記憶しています。
 
 注目していたシナリオは、あまりに王道RPG的シナリオでちょっと斎藤さんの持ち味は出ていなかったような……やっぱり、アドベンチャーのようにはうまくいかないのかなあ、なんて思いました。
 ラスボスは最初からはっきりしていて驚きの展開もなかったですし、倒した後の充足感ももう一つでしたので……

 ですがこの作品はやはりヒロインのアクアに尽きるでしょう。あのどアップのシーンは実に印象的であり、プレイして随分と経ちましたがそこだけは忘れられないぐらいで。
 盲目という設定もメインヒロインとしてはかなり目新しかったですし、記憶に残るキャラでした。
 主人公がケガを負ったり攻撃を受けて戦闘不能になったときは教会で治療してもらうことになるのですが、そのときにも美少女3人による特別な治療をしてもらえたりするのも印象的でしたか。
 3人とも人気があったからか、続編のIIではタイトルに名前が出るほど大きくクローズアップされたキャラにもなりましたね。

 あとはまあプレイしていたときは気にしていなかったのですが、主人公が12才という設定のアダルトゲーム、というのもかなり特異といえば特異と言えますか。
 メインヒロインのアクアは18才ですので確かに釣り合いが取れてる感じではないですねえ……まあファンタジー世界のことなのでアリだと言われればそれまでですけども。

 斎藤シナリオとともにもう一つの大きなプレイ目的であったしかとみよさんのグラフィック面は、これは可愛い絵柄が健在で満足いく出来でした。
 またもう一人の原画担当である大越秀武さんの方も思いもかけぬヒットと言いますか、前述した通りアクアのドアップシーンには唸らされましたし十分過ぎるレベルだったのでグラフィック面に関しては全く問題なしでありましたね。

 ということで。
 シナリオへの期待が高かったので終わってちょっとガッカリ感もないでもなかったですが、まあこれは期待し過ぎていた自分が悪くて当時の美少女ゲームなRPGとしては十分及第点ではありました。アクアのようなキャラも産み出したわけですしね。 
 筆者の評価はランクC+です、直接の続編となる「II」もその後発売になり、2作をセットにしたスペシャルBOXとしてWIN環境でも遊べるようになりました。

テーマ : 美少女ゲーム - ジャンル : ゲーム

タグ : MIRAGE ミラージュ

コメント

Re:TOWNSでは音声有り

>KITTさん

 ほう、TOWNS版はボイスありでしたか。
 98版より色々と遊びやすくなっていたとしたら羨ましいかも。

TOWNSでは音声有り

フルボイスでは無かったと思いますが喋りました。
アクアが声を封じられている間は戦闘中も無言になったのが記憶に残っています。戦闘中に喋るようになって「ああ声が戻ったんだなあ」とちょっぴり感動したものです。
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