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魅惑の調書

出会いに潜む愛情と欲情
       吐息が彩る魅惑の調書

 ブラックパッケージから発売になった、一風変わったタイプのAVG。
 それがPC98版が1995年12月8日に発売された「魅惑の調書」でありました。

 発売当時も今もそう知名度が高いというわけではない作品だったのですが。
 実はヒロインの一人にかなり大胆な設定を用意していることで若干ですが当時話題になっていたもので、そこがどのように描いているのか興味を惹かれ購入したのでした。

 主人公である堅物剛は、出版社の契約社員としてとある特殊な仕事に携わっていた。
 それは「成人女性の性意識調査」であり、その為にはターゲットとなる女性とねんごろになる必要があった。
 そしてそろそろ違う道を考えていた彼は、とあるパーティに出席し最後と決めた3人の女性に声を掛けてみることにしたのであった……
 というのが大まかなあらすじになりまして。
 合計8人いるヒロインの中から3人に近づいての調査をしていくわけです。
 
 操作性・インターフェースの面ではごくオーソドックスなテキストAVGのスタイルでしたので、特に不備を感じることもなくプレイすることが出来ました。
 バグにより進行が難しくなるという現象もあったようなのですが、幸いにして筆者は回避することが出来ていましたしね。

 ゲームの基本的な流れとしては複数のヒロインから一人と仲良くなる→ベッドイン→調書を作成→それを3度繰り返しその中の一人を選ぶとEND、というものになっており。
 声を掛けて会話を重ねることによる、まあナンパを成功させていくゲームってことになるでしょうか。
 前述の通りヒロインは8人いるので、一度のプレイで網羅することは不可能であり、繰り返しプレイが前提の仕様ということですね。
 また最初に選ぶヒロインによって次に選べるヒロインの自由度がかなり狭まってしまうので、序盤での行動が結構重要になっていくあたりは目新しかったように感じたものでした。

 でまあ実はこのソフト、「義理の妹」ではなく「実の妹」と結ばれてのENDが存在しているという、発売当時から2006年ぐらいまでの間は出て来づらい設定だったりして(現在はソフ倫の規定が緩くなってそういう表現もアリになったようですが)、どんな出来か特に注目していたのですが。
 主人公の仕事内容が「成人女性の性意識調査」ってものでしたからベッドシーンに関する方面は当時としては結構充実していたのですけど、キャラの立たせ方辺りはもう一歩という印象を受けてしまいました。
 まあかなり特殊な性的嗜好のヒロインもいて、インパクトがまるでなかったわけではないのですけども、個人的にはしっくり来ない感があったのもまた確かでした。
 妹キャラであるさとみも、せっかくのシチュエーションでありながら兄との過去のエピソードが描かれないものだから盛り上がりが後一息、ってとこでしたし。それがあってこその実妹ものだと思ったのですが……まあ兄妹ものってだけでも貴重ですしさとみのキャラクター自体は割りと好ましかったので、もっとメインヒロインっぽく押し出してくれればなあ、などと感じてしまいましたね。
 でも設定的に冒険しているから、あまり前面に押し出さないようにした可能性もありますか……目立ちすぎると目を付けられる可能性が高くなるのも間違いないわけですし。

 キャラデザ・原画は大越秀武さんが担当になっていました、「ディスカバリー」系列からの流れですか。クセは感じるものの好みのラインから大きく外れてはいない絵柄だったでしょうか。
 変わったところではCGモードではそのヒロインが振り返る形式で紹介となっていましたね、このような試みは是としたいです……あまり取り入れるソフトハウスはないみたいですが。

 ということで。
 ナンパ系ゲームとしてはそれほど見所を感じませんでしたが、実妹とのあれこれという面では当時としては真にチャレンジブルでその部分が突出して印象に残るタイトルでありました。
 筆者の評価はランクです、後に内容はそのままのWIN版が1996年9月27日にも発売になったようであります。

テーマ : 美少女ゲーム - ジャンル : ゲーム

タグ : 魅惑の調書

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