真・女神転生II
真・女神転生2 (1994/03/18) SUPER FAMICOM 商品詳細を見る |
”TOKYOミレニアムは救世主を求めていた…”
アトラスから送り出された、真シリーズでの2作目となったRPG。
それが1994年3月18日にスーパーファミコンで発売された「真・女神転生II」でありました。
前作から1年半かけて開発され発売になったわけで。
発売当時にはこのシリーズはもうすっかりコアユーザーに認知されており、発売前の期待値は結構なものがあったように記憶しています。
前作「I」より少し先の未来世界。
かつての東京は「TOKYOミレニアム」となり、メシア教徒が管理していた。
記憶喪失だった主人公の青年はコロシアムで戦う戦士として暮らしていたが、彼の運命がまもなく動き出そうとしていた……
というのがプロローグとなりまして、主人公と仲間、及び仲魔とでの冒険が繰り広げられていきます。
ゲームとしての基本部分はシリーズを受け継ぎつつ、変わってしまった世界での新たな物語となっていましたね。
筆者は今までの3作をプレイしていましたがそれらに共通して抱いていた感想がありまして、それは「プレイしていると確かに面白いのだけれど、とにかく疲れる」というものでした。
悪魔合体や作品の雰囲気などの魅力的なファクターはたくさんあるけれど、ゲームバランスがあまりうまく取れていないとか、頻繁なエンカウント率でうっとうしいとか、これはFCの1だけですがパスワードがとにかく面倒とか、いつも不満に思うところが大きくて、手放しで褒められる出来ではないな、という評価をしていたのです。
いつも途中で疲れはてて中断してしまい、再開する気力がわいてくるまでかなりの時間がかかってしまう(最長1年半にもなる)状態になってしまっては、もちろん好評価になるわけがありません。
しかし、この「真・女神転生II」では一気にエンディングまでプレイしてしまいました。それも、多くの時間をこのソフトに費やし、攻略に熱中した上でのことです。
これは自分にとっても驚きでしたが、「とにかく、面白かった」のです。
理由としては、まず、エンカウント率が今までのシリーズより低めに抑えられて結構快適にダンジョン攻略に励めた、ってが大きかった。
それまでは扉を開けるとすぐ敵って感じでして、それを何度も繰り返しているうちに疲れてうんざりする、ってのがパターンだったのですが今回はそういうこともなく、最後までスイスイとプレイ出来ました。
ゲームバランスもうまく取れていました。
悪魔合体で人を使うと、自分よりレベルが高い悪魔でも使えるとか、某カジノで大稼ぎする方法があって資金が潤沢になり装備も充実させることが出来るなど、今までのシリーズよりもヌルめなのが筆者にはちょうど良かったです。ヴァーチャルルームでレベルアップを図ることも出来ますしね。
作品の雰囲気作りは相変わらずうまく、その世界に浸れました。神族と魔族の争い、というテーマの作品では図抜けて気に入ってますね。
今回は剣合体も豊富で、これはこれで楽しかったです。最強の剣であるヒノカグヅチ作りは苦労のしがいもありましたしね。
操作性も、ようやくダンジョンマップが1ボタンで開けるようになったり、細かい改良が施されていたのは○、です。アイテム選択が面倒くさい、とか気になる点は残っていますけどね。
ただ、このように筆者は楽しめましたが、だからといって手放しで礼賛出来るかというと残念ながらそうではありません。
発売当時、かなり話題になっていたようで、筆者も購入前に聞き及んでいましたが、「本当にデバッグしたのか?」というぐらい、バグが多いです。
邪教の館で3体合体に人間を入れると頻繁にキャンセルされたり、主人公のHPがいきなり増加してしまったり……ひどいことになるとボス戦でいきなりフリーズしてしまい泣く泣くリセットとか、アイテムが違うものに変化してしまったとか、もっとひどいことにデータが飛んでしまったという状態にまでなった方がいらしたそうです。筆者は幸い無事でしたが、こうまでバグまみれとなってしまうと誰にでも薦める、とはとても言えません。
ということで。
バグ持ちという、ある意味致命的な欠陥のある作品ではありますが、筆者の満足度は非常に高いです。他の2ルートもやろうという気になりましたからね、それまでのメガテンシリーズでは考えられないことです。
筆者の評価はランクB+です、バグさえなければ文句なくAランクの評価が出来たぐらい、シリーズでも一番のお気に入りの作品となりました。
ゲームとしての基本部分はシリーズを受け継ぎつつ、変わってしまった世界での新たな物語となっていましたね。
筆者は今までの3作をプレイしていましたがそれらに共通して抱いていた感想がありまして、それは「プレイしていると確かに面白いのだけれど、とにかく疲れる」というものでした。
悪魔合体や作品の雰囲気などの魅力的なファクターはたくさんあるけれど、ゲームバランスがあまりうまく取れていないとか、頻繁なエンカウント率でうっとうしいとか、これはFCの1だけですがパスワードがとにかく面倒とか、いつも不満に思うところが大きくて、手放しで褒められる出来ではないな、という評価をしていたのです。
いつも途中で疲れはてて中断してしまい、再開する気力がわいてくるまでかなりの時間がかかってしまう(最長1年半にもなる)状態になってしまっては、もちろん好評価になるわけがありません。
しかし、この「真・女神転生II」では一気にエンディングまでプレイしてしまいました。それも、多くの時間をこのソフトに費やし、攻略に熱中した上でのことです。
これは自分にとっても驚きでしたが、「とにかく、面白かった」のです。
理由としては、まず、エンカウント率が今までのシリーズより低めに抑えられて結構快適にダンジョン攻略に励めた、ってが大きかった。
それまでは扉を開けるとすぐ敵って感じでして、それを何度も繰り返しているうちに疲れてうんざりする、ってのがパターンだったのですが今回はそういうこともなく、最後までスイスイとプレイ出来ました。
ゲームバランスもうまく取れていました。
悪魔合体で人を使うと、自分よりレベルが高い悪魔でも使えるとか、某カジノで大稼ぎする方法があって資金が潤沢になり装備も充実させることが出来るなど、今までのシリーズよりもヌルめなのが筆者にはちょうど良かったです。ヴァーチャルルームでレベルアップを図ることも出来ますしね。
作品の雰囲気作りは相変わらずうまく、その世界に浸れました。神族と魔族の争い、というテーマの作品では図抜けて気に入ってますね。
今回は剣合体も豊富で、これはこれで楽しかったです。最強の剣であるヒノカグヅチ作りは苦労のしがいもありましたしね。
操作性も、ようやくダンジョンマップが1ボタンで開けるようになったり、細かい改良が施されていたのは○、です。アイテム選択が面倒くさい、とか気になる点は残っていますけどね。
ただ、このように筆者は楽しめましたが、だからといって手放しで礼賛出来るかというと残念ながらそうではありません。
発売当時、かなり話題になっていたようで、筆者も購入前に聞き及んでいましたが、「本当にデバッグしたのか?」というぐらい、バグが多いです。
邪教の館で3体合体に人間を入れると頻繁にキャンセルされたり、主人公のHPがいきなり増加してしまったり……ひどいことになるとボス戦でいきなりフリーズしてしまい泣く泣くリセットとか、アイテムが違うものに変化してしまったとか、もっとひどいことにデータが飛んでしまったという状態にまでなった方がいらしたそうです。筆者は幸い無事でしたが、こうまでバグまみれとなってしまうと誰にでも薦める、とはとても言えません。
ということで。
バグ持ちという、ある意味致命的な欠陥のある作品ではありますが、筆者の満足度は非常に高いです。他の2ルートもやろうという気になりましたからね、それまでのメガテンシリーズでは考えられないことです。
筆者の評価はランクB+です、バグさえなければ文句なくAランクの評価が出来たぐらい、シリーズでも一番のお気に入りの作品となりました。
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