結い橋
- 結い橋R
- 発売元: ういんどみる
- メーカー: ういんどみる
- 価格: ¥ 2,598 (13% OFF)
- 発売日: 2006/07/28
ういんどみるが送り出した、同社の処女作となった恋愛AVG。
それが2002年6月21日にWIN版が発売された「結い橋」でありました。
現在は人気ソフトハウスの一角となっているういんどみるですが、元々同人で活動していたそうでこれが商業デビュー作であったとのことで。
キャラデザと原画を担当されたこ〜ちゃさんの、柔らかくぷにぷにした絵柄が可愛らしく実に魅力的だったので、つい手にしてしまったのでした。
要町という小さな街は、「天使が降り立つ社」があることで有名であり観光の目玉にもなっていた。
「天使はこの地に降り立つけれど、決してこの地に住まうことは叶わない」という謎めいた言葉とともに。
そして初夏、12年に一度のお祭りが行われるときが来て、たった一日だけ季節外れの雪が降るのであった……
というのがプロローグになりまして。
このお祭りにまつわるヒロインのエピソードを中心にして、物語が展開していくことになります。
まず、購入する大きなモチベーションとなったこ〜ちゃさん描くグラフィックの数々ですが、これが実に良い出来でそれだけで満足してしまう自分がいたりしましたなあ。
あの絵柄はそれだけで十分なウリになる要素だったと感じました、多分こ〜ちゃさんが描いたのでなければ手に取ることはなかったかと。
そしてヒロインたちの豊かな表情やしぐさが独特の立ち絵演出で表現されてるのもグッドでした。義妹の未依はこの演出の恩恵を受けて感情豊かなさまを見せてくれていましたね。
シナリオに関しては、初期設定からしてとんでもなものが用意されておりそちらがメインに据えてはありまして。
ただ事象の説明とかそこに関わる「主人公とヒロイン」以外の人々が今一つ絡みが弱く、結果シリアス話の部分はピンと来ないままENDまでいってしまったかなあ、と。全体的に説明不足で消化不良なことは否めないですし。
また、とあるルートにおいてあるキャラが手術したと思ったらすぐ日常に戻っている、なんてシーンがあったのはさすがに興ざめと言うしかないです。それぐらい整合性を取ろうよ、とツッコミ入れざるを得ないですね。
あと12日間の物語ってことからか、日常モード→非日常モードとなる展開も描ききれてない感は残念ながらあったかな、と。
選択したヒロインによってはほとんど関わって来ないこともあります……4人しかいないゲームなのにねえ。まあ実質本筋に関わるのは巫女姉妹のみで、残り二人は主人公の元々の関係からの変化を描いた、ってことだったみたいですね。
まあキャラ萌え話がメインで構成してるってことで割り切って捉えておけば問題ないのではないかと思われ。というか割り切るしかないでしょう。もしくは処女作ということで割り引いて受け止めるかで。
テキスト自体には違和感なく読めたので問題はなかったですね。
あとこの絵柄でありながらベッドシーンが何気に激しかったですね、結構びっくりさせられました。
特に巫女姉妹の方にはああいう展開でおおっ、でしたし、義妹のはシチュエーションでもう、なんとも。何でもユーザーからウェブでシチュエーション要望を受け付ける企画があってのことだったとのことで。
まあ巫女さんだのメイド服だの、狙いすぎに感じる部分もないでもないですが、現在の状況を見ると先見の明はあったのかなあ、と。
音楽に関しては、ゲーム中の曲は耳障りなものはなく合格点であったかと、インパクトの強さもないですがそれは一長一短になりがちですから。
ただ主題歌は歌い手の人選に問題ありとの意見が強いですね……残念ながら筆者も同感であります。
ということで。
そんなに大きなボリュームではないですしツッコミどころもちらちらと見受けますが、グラフィック面での満足度はかなりのものだったので全体的にはまずまず楽しめた、ということになりますか。
筆者の評価はランクCです、ここからういんどみるというブランドが大きく成長していくことにもなったのですな……ちなみに「結い橋つめちゃいました! PRO」の方は未プレイであります。
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