ファイナルファンタジーX

アルティメット ヒッツ ファイナルファンタジーX
アルティメット ヒッツ ファイナルファンタジーX
  • 発売元: スクウェア・エニックス
  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 価格: ¥ 2,940
  • 発売日: 2005/09/08

私、『シン』を倒します。必ず倒します

「ドラゴンクエスト」シリーズと共にRPGを代表する「ファイナルファンタジー」シリーズ、そのPS2初登場タイトル。
 それがスクウェアエニックスからPS2で2001年7月19日に発売された「ファイナルファンタジーX」でありました。

 PS2で発売することを早々に告知し、実際に販売開始されるやダブルミリオンを突破しPS1での「VII」に続きハード普及の立役者となりまして。
 また今でもなお高い人気を維持していて、久しぶりの「高い評価を得たFF」とも言える存在になりました。

 超人気スポーツ「ブリッツボール」のスター選手である主人公、ティーダ。
 試合を終えた彼に「シン」と呼ばれる謎の存在が突如出現し、そのさなかに彼は異世界に送られてしまう。
「スピラ」という、機械文明が滅んでしまった世界で、彼は自らの運命に立ち向かうことになるのであった……
 というのが大まかなあらすじになりまして。
 スピラという世界に破滅をもたらす存在「シン」に立ち向かう召喚士ユウナと、スピラではない世界からシンの力によって移動させられた主人公ティーダを中心としたパーティの冒険の旅を描いています。

 今作で特筆すべきはやはり、物語性の豊かさでありましょう。筆者にもこのストーリーは強く印象に残りました。
 主人公がこの世界に大きく関わることになった理由とそこから派生していく様々な出来事を通して成長していくさまを十分に描かれていましたし、彼の運命には思わず感情移入してしまうものがありましたしね。
 最後の対決ではグッとくるものがありました……

 それを受けて展開していったラストも情感溢れる内容でとても好ましく思えましたし……美しい結末でありました。
 シナリオ担当の野島一成さんの最高傑作は今でも「ヘラクレスの栄光III」だと思っていますが、それに迫るインパクトを感じましたね。シンを倒すという終始一貫した物語構成は実に見事で、正直スクウェアに移籍してからの「VII」や「VIII」のシナリオには首を捻る思いを抱いていたのですが、今作で野島シナリオここにありを示してくれたことが嬉しかったです。

 パーティメンバーそれぞれのドラマも、ティーダとユウナが中心ですが各々の個性は充分に描かれていてキャラが立っていたように感じさせてくれました。
 アーロンはおいしい所を掻っ攫う役どころで物語上でも重要人物であり人気が高いのも納得でしたし、他のメンバーからもユウナをガードする強い思いが伝わってきましたね。

 数々のムービーを中心としたビジュアルのクオリティは当時の作品群とは比較にならず、2008年現在でも極めてハイレベルな完成度でした。
 特に召喚獣は素晴らしかったです……シヴァの必殺技の締めの演出はお気に入りだったり。

 キャラ育成システムとして従来のレベルアップ方式を取らずスフィア盤による育成という形式でしたが。
 確かに目新しさは十分ではありましたが直感的に把握するのが難しく、また戦闘を重ねポイント溜まる度にチマチマと動かしていくのはなんだかなあ、と思わされたのも確かでした。
 制作側の意図は判ります、確かにキャラの育成の自由度は上がったように感じましたし、次はどの項目が上がるのかちょっと楽しみに待てる部分もないでもなかったですしね。ただやはり、普通にレベルアップして強くなる方式よりずば抜けて楽しい、なんてことは残念ながらなかったです。
 あと武器や防具の改造も出来るのですが、もうちょっと手軽にやれればもっと良かったですね。あのシステムでは面倒さが先にたってしまって今二つでした。

 ということで。
 久しぶりに十分に楽しめたFFでした、ストーリーに関しては一番好みだったかも知れません。「偶数はシナリオ重視」なんて、かつてFFシリーズを語る際によく言われていたフレーズが思い起こされるぐらい印象に残った作品でした。スフィア成長システムがもっと好みの育成が図れる出来だったら、もしかしたら筆者が大好きなIIIやVに匹敵するぐらいになれたかも。
 筆者の評価はランクです、しかしここから「FFX-2」に繋げたのですな……今作で綺麗に完結したように感じたのですが、あの結末を許容出来ない向きも多かったのでしょうか。

テーマ : ファイナルファンタジー全般(11除く) - ジャンル : ゲーム

タグ : ファイナルファンタジーX 野島一成

コメント

RE:最後のFF?

>KITTさん

 ああ、そういえば音声アリでした、ティーダ役の人の声は最初はなじまない印象でしたが、後半はこれはこれで、と思えましたね。

 X-2は私も買ってはあるのですが、先にXIIの方を手を付けてしまいました。

最後のFF?

私が最後にクリアしたファイナルファンタジーです。この後X-2も買いましたがクリアする前に止まってしまいました。
Xもクリアするだけならできますが真のエンディングを見ることができず、当時とても悔しがったものです。
FF史上初めて音声が入ったのは良かったですね。
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