BURAI 八玉の勇士伝説

ブライ(BURAI)八玉の勇士伝説 【PCエンジン】ブライ(BURAI)八玉の勇士伝説 【PCエンジン】
(1991/11/08)
不明

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 キャラデザ荒木伸吾さんが担当、ということで話題を集めたPCソフトをコンシューマ移植したRPG。
 それがリバーヒルソフトから1991年8月9日にPCエンジンスーパーCD−ROM2で発売された「ブライ 八玉の勇士伝説」でありました。

 グラフィックを「聖闘士星矢」のアニメを手掛けた荒木さんがということで、またシナリオもPCゲーム業界では当時名の知れた存在であった飯島健男さん、という有名所を集めて作られまして。
 筆者もPC版が発売になる前後の時期にコンプティークなどの紹介記事を読んで気になっていた作品でしたので、PCエンジンに移植でしかも有名声優による迫真の演技までってことで大いに期待して購入したのでした。

 惑星キプロス。
 いにしえの時代に光と闇の争いが起こり光の勝利に終わったのだが、闇神ダールを復活させんとするビドー率いる軍勢が世界を蹂躙し、この世に生まれ出た「光の御子」を亡き者にしようとしていた。
 それを防ぐべく、八玉に選ばれた勇士が一人、また一人と集うことになるのだが……
 というのがおおまかなあらすじになりまして。
「ドラゴンクエストIV」タイプと言いましょうか、各主人公が章ごとに活躍し後半で集合、ボス戦に挑むことになるわけです。

 今作のシナリオに関しては見るべき部分がありました。
 主人公パーティが計8人、一組が兄妹なので7章それぞれで登場キャラたちの個性を描いていたのでとっつきが良く、集合してもどのキャラが埋もれることはなかったように感じましたし。
 その中でも設定的に主人公格にあたるであろうハヤテに関しては特別なイベントが展開し、結構驚かされたことを覚えています。
 また過去、そして現在の光と闇の戦いに潜む一筋縄ではいかない事情の数々も段々と明かされていく過程は目を惹くものがあり、なるほど飯島健男という人がシナリオにおいて話題になる作品を作ってきたことがよく判りもしたものでした。
 
 荒木伸吾さんの手によるキャラデザを充分に生かしたグラフィック面も、大きなウリになるだけあってなかなか良好な出来でしたね。
 PCエンジンCD−ROM2らしい、ムービーの数々もことグラフィックに関しては問題に感じませんでしたし当時としてはレベルは高い方ではないかな、と。

 しかし今作には致命的な難点があり、残念ですが評価をかなり低くせざるを得ません。
 オープニングを始め、数多く存在する声優さんによる声の演技が、必要以上に早口なセリフまわしが極端に目立ち興ざめに終わってしまったのです。
 おそらくはゲーム容量の関係で音声部分をどうにか減らさざるを得なかったのだろうと思われますが……ボイスありゲームの製作に慣れていなかった結果が、せっかく当時としても十分豪華な声優陣を起用であったのにこのような出来になってしまったのがなんとも頂けませんでした。
 声優の方たちのせいではないことはあきらかで、何とももったいないの一言でしたね。筆者もさまざまなゲームをプレイしてきましたが声の演技が下手だから、ではなくゲームに合わせてないから不満を覚えた、のはこのソフトぐらいでしょうか。

 戦闘パートも全体的にゲームバランスが荒い印象がありましたね、まあ極端に難しいわけではなくなんとでもなるレベルではありましたが。登場キャラの一人である幻左京は設定的にそうなるべきやも知れませんが、まあバランスクラッシャーもいいところでしたしね。
 そして全員集合すると戦闘コマンドを8人分入力しなければならないのが面倒に感じさせられました……まあそれがウリでもあるので4人×2にするなどのシステムは困難ではありましょうが、雑魚戦に関してはもう少し簡略化してもらえればな、というのが正直なところでした。

 ということで。
 残念ながら期待していたほどの満足感は得られませんでした……いくらなんでもあの早口の連発は興ざめでした。シナリオには結構な満足感があり次回作への興味は残っただけに惜しく感じさせられましたね。
 筆者の評価はランクC-です、完結編となるIIもPCエンジンに移植され発売となっています。

タグ : BURAI

コメント

RE:買わなくて良かった?

>KITTさん

 ほう、PC版の方をプレイなさってましたか。
 ならそれで良いのではないでせうか、コンシューマ移植のPCエンジン版やスーファミ版は首を捻る向きもあるみたいですしね。
 まああの早口っぷりはネタとして体験したい、以外ではオススメ出来ないですな。

買わなくて良かった?

私は例によってFM−TOWNS版を持っていて、当時一応クリアしました。「敵は2億4千万」でしたっけ?雑魚兵士は一人あたりHP1で一発で何百人と吹っ飛んでいく凄まじいゲームでしたね。PCエンジン版に手を出そうか迷っていたのですが、ここを見て見送ることにしました。
早口で喋るというとSFCのセーラームーンみたいな感じでしょうか?あれも凄い早口で技の名前を言ってました。
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