ゼノサーガ エピソードI 力への意思

ゼノサーガ エピソード I 力への意志ゼノサーガ エピソード I 力への意志
(2002/02/28)
PlayStation2

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シオン――
 痛みは私を満たしてくれますか?

 スクウェアで出た「ゼノギアス」のスタッフが設立したモノリスソフトが制作しナムコから発売されたSF・RPG。
 それが2002年2月28日にPS2で発売された「ゼノサーガ エピソードI 力への意思」でありました。

ゼノギアス」との関連が連想されるタイトル名であり、実際にちょこちょこと関係がありそうな名称やイベントが挿入されておりまして。
 発売当初に期待されていたのに相応しいスタートダッシュを見せて40万本以上のセールスを記録致しました。

 とある現象により人類が地球圏を離れ宇宙に生活の場を移した世界。
 主人公である女性開発者シオンは実験のため戦艦に乗り込んでいたが、謎の生命体グノーシスによる襲撃を受け船は大きなダメージを受ける。
 シオンも襲われ生命の危機に瀕するのだが、そこで彼女が開発した人型兵器「KOS−MOS」が制御を離れ起動するのであった……
 というプロローグから始まる、人類創生から終焉までを描くサーガの冒頭にあたる作品であるそうで。
 エピソードIと銘打っている通り、3部作の最初の章という位置づけとなっています。

 いやしかし、とんでもないムービーの量でした……特に中盤に差し掛かるまではムービー→ちょっと歩く→またムービーの繰り返しで、「これホントにRPGか?」と疑いたくなるほどで。
 まあ「ゼノギアス」のときもそのケはありましたが、今作は極端なムービー偏重ゲームでありました。
 ただキャラデザの田中久仁彦さんの絵柄がムービー中ではあまり反映されておらず、正直違和感はありました。

 戦闘は割と楽しめました、ボタンの組み合わせで出せる技が変わるシステムはゼノギアスと同様ですぐ馴染めましたし。
 ボス戦も何回か全滅させられることもありなかなか手強いのが好印象でした、あまりにヌルいよりはこれぐらいで丁度いいかな、と。
「ブースト」という、スピードで敵見方関係なく攻撃順が決まる中で割り込みを掛けられる要素によって一方的に攻撃出来たり、逆にされてしまったりするのが適度な緊張感を生み出してもいましたしね。

 ただキャラ育成のためにポイント割り振るシステムが3つもありそれぞれに育てる必要があるのが正直多すぎに感じました、2つにまとめた方がスッキリしたような。
 普通のRPGでは魔法にあたる「エーテル」は、ポイントで覚えるのでなくてレベルアップで覚える方式にしてくれればそれで良かったですからね。
 あとエイグスという戦闘兵器に搭乗出来るのですが、あまり意味がなかったのは残念。「ゼノギアス」では大いに使ったので同じように使えるのかな、と最初は思っていたのですがほとんど必要なかったですから……

 ムービー過多だけあってシナリオ量も3部作の1つの割にはかなりのものですが、専門用語が頻出し難解な言い回しのセリフも多々あるので判りづらさも正直感じました。プレイする層を選ぶような、そんな印象です。
 ただそれ故に雰囲気に抵抗ないならばズッポリとハマることが出来るのではないかと、筆者もなかなかに引き込まれましたしね。

 キャラは……主人公のはずのシオンを差し置いてJrとモモが目立ちまくりだったなあ、と。シオンの影が薄すぎるのはどうかと思えました。
 個人的には「ゼノギアス」でのヒロイン役だった冬馬由美さんが今作では謎めいたキャラで出てきてまして、その度にどんな展開になるのかと画面を注視するハメになってしまいましたね。
 あとムービーではKOS−MOSは何でもアリな描かれ方で、まあ。

 音楽は「ゼノギアス」から引き続き光田康典さんが担当なのですが、プロモムービーの曲が抜群に良くてそれが購入動機のひとつでした。
 本編中の曲も悪くはなかったですが、やはり主題歌でもある上記曲の印象が強かったですね。

 ということで。
 このテの分割発売ソフトのお約束で先が気になる終わり方でしたが、最初からそう謳っていたので抵抗感なくエンディングを眺めることが出来ましたし、今作だけでもまずまず充足感がありました。
 筆者の評価はランクC+です、IIからはキャラデザがリアルに描かれているのが残念です……

テーマ : ゼノサーガ - ジャンル : ゲーム

タグ : ゼノサーガ ゼノギアス 光田康典

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