あゆみちゃん物語
アリスソフトから送り出された、当時ありそうでなかったスタイルのシミュレーションAVG。
それがPC98版が1993年9月15日に発売された「あゆみちゃん物語」でありました。
当時のPCアダルト業界でさまざまな新機軸の作品を続々と生み出していたアリスソフトの新作ということで個人的に注目していたのですが。
アダルトメディアの業界なのにそれまで存在してなかったのが不思議なぐらいのモノを直球勝負でドーンと出してきたのでした。
主人公である浩一は憧れのクラスメート、河合あゆみに告白しOKをもらう。
清いお付き合いを続けて半年、だが彼はより深い付き合いに進みたくて仕方なかったのである。
そしてとうとう、彼の願望が叶う日が訪れるのであった……
それがPC98版が1993年9月15日に発売された「あゆみちゃん物語」でありました。
当時のPCアダルト業界でさまざまな新機軸の作品を続々と生み出していたアリスソフトの新作ということで個人的に注目していたのですが。
アダルトメディアの業界なのにそれまで存在してなかったのが不思議なぐらいのモノを直球勝負でドーンと出してきたのでした。
主人公である浩一は憧れのクラスメート、河合あゆみに告白しOKをもらう。
清いお付き合いを続けて半年、だが彼はより深い付き合いに進みたくて仕方なかったのである。
そしてとうとう、彼の願望が叶う日が訪れるのであった……
というのがプロローグとなり、ヒロインであるあゆみちゃんとの愛と欲望の日々が始まるわけです。
キャラデザ・原画をマンガ家のラッシャーヴェラクさんが担当したことも、いつものアリスらしい感じとはかなり違っていて新鮮でありました。
ゲームの内容に関しては……メーカー紹介で「全編Hなので、ひたすらそれだけを堪能できます」とも記されている通り、もうそのものズバリです。
「胸を熱くする愛と感動を求める方はこのゲームを買ってはいけない」、とパッケージに謳うだけのことはあります。
最初は控えめだったのが慣れるに従いどんどんエスカレートしていき、終盤ではとても学生とは思えないプレイの数々が行われてしまって、まあ。
ヒロインのあゆみも徐々に徐々にのめり込んでいくサマをじっくりと描かれているので、よりプレイヤーの欲望を刺激する作りになっておりました。
一応恋人同士っぽいむず痒くなるような甘い会話も頻繁にしているのですが、あまり印象に残らないのもやむなしでしたねえ。
また1日が終わるとセーブ、となるわけですがその際にCG達成率が表示されるのがモチベーションとなりまして。
正直一通りの展開を見ますと惰性で続けるだけになってしまうのですが、この%を少しでも埋めるべく色々試すのも割と楽しかったものでした。
まあそれぐらいしかやることはなくなっていくのですけどね、エンドレスですし。
難しい選択をしなくても割と簡単に達成率が上がっていく仕様にしていたのもグッドでした、このテのはゲーム性を上げようとして下手に難しくするとプレイヤーの求めたものと違ってしまって不満を持たれてしまう懸念がありますからね。
ラッシャーヴェラクさんの原画も過激なシチュエーションを濃密に描いており、今作にはこの濃い絵柄がフィットしていました……純愛モノよりはこのテのにピッタリの人選でありましたね。
ただ万人ウケする絵柄とは言えなく好き嫌いが分かれるのも間違いないところだったでしょうか。
そしてこの作品が後の時代に隆盛となる調教系・やりまくり系の元祖と目されているようです。
確かに当時、ここまで徹底して物語性を排除してヒロインとの愛欲の日々を描いた作品はなかったと筆者も記憶しています、ですから新鮮さがあったのですし。
でもアダルトメディアならあって当たり前だったはずなのですけどね……まあそちら系はセリフなど何もなしで、ただ美少女キャラのヌードのグラフィックのみ見せるってのが多かったですかねえ、よく覚えていないのですけども。
今作がよく売れた、費用対効果で言えばとんでもないぐらい素晴らしいものがあったことで、雨後のタケノコの如く他社から類似タイトルが発売になっていったのですね。「こういうのもアリなんだ」と業界内に広く知らしめたわけですからねえ。
ということで。
後に実写版まで製作されたりもした、ある意味美少女ゲーム史に名を残す作品でありました。同じスタイルの「さやかちゃん物語」というのも予定されていたようなのですが、結局ペンディングしてしまったようで残念がる声も多かったみたいです。
筆者の評価はランクC+です、現在はアリスソフトの配布フリー宣言によりダウンロード可能になっています。
キャラデザ・原画をマンガ家のラッシャーヴェラクさんが担当したことも、いつものアリスらしい感じとはかなり違っていて新鮮でありました。
ゲームの内容に関しては……メーカー紹介で「全編Hなので、ひたすらそれだけを堪能できます」とも記されている通り、もうそのものズバリです。
「胸を熱くする愛と感動を求める方はこのゲームを買ってはいけない」、とパッケージに謳うだけのことはあります。
最初は控えめだったのが慣れるに従いどんどんエスカレートしていき、終盤ではとても学生とは思えないプレイの数々が行われてしまって、まあ。
ヒロインのあゆみも徐々に徐々にのめり込んでいくサマをじっくりと描かれているので、よりプレイヤーの欲望を刺激する作りになっておりました。
一応恋人同士っぽいむず痒くなるような甘い会話も頻繁にしているのですが、あまり印象に残らないのもやむなしでしたねえ。
また1日が終わるとセーブ、となるわけですがその際にCG達成率が表示されるのがモチベーションとなりまして。
正直一通りの展開を見ますと惰性で続けるだけになってしまうのですが、この%を少しでも埋めるべく色々試すのも割と楽しかったものでした。
まあそれぐらいしかやることはなくなっていくのですけどね、エンドレスですし。
難しい選択をしなくても割と簡単に達成率が上がっていく仕様にしていたのもグッドでした、このテのはゲーム性を上げようとして下手に難しくするとプレイヤーの求めたものと違ってしまって不満を持たれてしまう懸念がありますからね。
ラッシャーヴェラクさんの原画も過激なシチュエーションを濃密に描いており、今作にはこの濃い絵柄がフィットしていました……純愛モノよりはこのテのにピッタリの人選でありましたね。
ただ万人ウケする絵柄とは言えなく好き嫌いが分かれるのも間違いないところだったでしょうか。
そしてこの作品が後の時代に隆盛となる調教系・やりまくり系の元祖と目されているようです。
確かに当時、ここまで徹底して物語性を排除してヒロインとの愛欲の日々を描いた作品はなかったと筆者も記憶しています、ですから新鮮さがあったのですし。
でもアダルトメディアならあって当たり前だったはずなのですけどね……まあそちら系はセリフなど何もなしで、ただ美少女キャラのヌードのグラフィックのみ見せるってのが多かったですかねえ、よく覚えていないのですけども。
今作がよく売れた、費用対効果で言えばとんでもないぐらい素晴らしいものがあったことで、雨後のタケノコの如く他社から類似タイトルが発売になっていったのですね。「こういうのもアリなんだ」と業界内に広く知らしめたわけですからねえ。
ということで。
後に実写版まで製作されたりもした、ある意味美少女ゲーム史に名を残す作品でありました。同じスタイルの「さやかちゃん物語」というのも予定されていたようなのですが、結局ペンディングしてしまったようで残念がる声も多かったみたいです。
筆者の評価はランクC+です、現在はアリスソフトの配布フリー宣言によりダウンロード可能になっています。
タグ : あゆみちゃん物語
コメント
RE:今でも現役
今でも現役
と言うほどではありませんが、たまに気が向いたら起動してます。これにあゆみちゃんと本屋のお姉さんの音声を追加すれば今でも通用するのではないでしょうか?グラフィックは原画が残っていればフルカラー取り込みでOKだと思います。
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お手軽にプレイ出来る作品ですよね、たまに起動するという感覚は判る気が。
まあ配布フリーにしている以上は手を加えたリメイクはないでしょうが、声ありだとあゆみ役の人はかなり大変そうだなあ。