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パルフェ~ショコラ second brew~”Re-order”

パルフェ~ショコラ second brew~ Re-order
パルフェ~ショコラ second brew~ Re-order
  • 発売元: 戯画
  • メーカー: 戯画
  • 価格: ¥ 5,731 (6% OFF)
  • 発売日: 2005/12/22

お帰りなさいませ、ようこそファミーユへ!

 戯画のメイド喫茶を舞台にした恋愛AVG第2弾。
 それが2005年12月22日にWIN版が発売された「パルフェ~ショコラ second brew~”Re-order”」でありました。
 2005年3月25日に発売された「パルフェ~ショコラ second brew~」に幾つかのコンテツツを追加して安価にて発売されたタイトルでもあります。

 前作のショコラがまずまず楽しめたので今作にも手を伸ばしてみようかと思い。
 特に丸戸史明さんが担当のシナリオがかなり高く評価されていたので、相当な期待をしてプレイを始めたのでした。

 大学生の主人公、高村仁。
 かつて義姉の恵麻がオーナー店長をしていたアンティーク喫茶「ファミーユ」が放火により焼失した店を再開すべく、テナントへの誘いを受け奔走し開店に漕ぎ着ける。
 だがその対面には人気アンティーク喫茶「キュリオ」3号店が……ファミーユはキュリオを模倣して作り上げた店であり、オリジナルとの対決は圧倒的に不利であった。
 四苦八苦しながら仲間達と店舗運営しキュリオとの戦いを続ける仁だが、厳しい日々は続くのであった……
 というのが大まかなあらすじになりまして。
 キュリオの中心となるヒロインと色々とやり合いつつ、仲間のヒロイン達と店を盛り上げていきその中での恋愛模様も描いていくことになるわけであります。

 ゲームシステムは前作で不要に思えた要素である「仕事システム」をスッパリ廃止、またヒロインの個別ルートに入れば一本道で選択もなくなるのでスッキリしました。
 普通のテキストAVGのスタイルになっただけですが、これがベターでしょうね。

 そして期待度大であったシナリオは。
 真のヒロインのルートをプレイするまでは、チラホラと気になる部分がありました……前作ほどスカスカというわけではないですが、やはり今作も序盤から中盤での物語の盛り上がりは足りないように感じさせられましたし。
 個々のイベントにおける会話の楽しさはありましたし、ファミーユが前半に苦戦するサマを描かねばならないことも理解は出来るのですが、正直物足りなさを感じてしまったのは確かでした。
 とはいえ各ヒロインの個別ルートに入ってからはグッと盛り上がるようになり、ヒロインの一人、由飛ルートのラストの演出などには見るべきものを感じたりもしたので、まあまあレベルかなと思いつつ最後にと助言を受けていた里伽子シナリオに入ったわけですが……
 
 もう、完全にしてやられました。素晴らしいなんてもんじゃない、とてつもない破壊力に感嘆させられました。
 過去の恋愛AVGの名作達のシナリオに比べても決してヒケをとっていないインパクトがありました。
 彼女の一見飄々としたクールな佇まいの中に隠された、深く激しい感情に胸を打たれる思いでした。
 
「もう、しょうがないなあ、仁は」

 という何気ないセリフが、クリアするとグッときてしまって仕方ありません……またこのルートでの主人公、仁の言動・行動のカッコ良さといったらもう。
 丸戸史明さんのシナリオワークには脱帽です。

 ただあまりに里伽子シナリオが突出し過ぎて、これがオンリーヒロインものなら問題ないですが複数ヒロインにそれぞれENDが用意されてるスタイルとしてはバランスが崩壊しているように感じ、恋愛AVGとしては手放しで成功とは評価しづらい面もありました。
 かすりシナリオなどは正直弱さがあったような……キャラとしては抜群だったのですけどもね。

 おまけとして追加されたミニシナリオ3編も読んでいて楽しいものであり、「Re-order」版を最初にプレイ出来たことは喜ばしかったです。
 ただ3月に発売してその年の内に追加要素を付加しながら値下げバージョンを出す商法は、初期ユーザーの反感をかってもおかしくないわけであまり上手い手とは言えないのでは。

 ということで。
 里伽子シナリオだけなら文句なくA+ランク、あるいはSにすら迫れるほどのインパクトがあり、本当にプレイして良かったと思える久しぶりの作品でした。
 筆者の評価は……難しいですがA-にしましょうか、他のヒロインだけならBランクですが里伽子ルートの破壊力は特大でした。筆者もこのルートは必ず最後にプレイすべきと思います。

テーマ : 美少女ゲーム - ジャンル : ゲーム

タグ : パルフェ~ショコラ second brew~”Re-order” 丸戸史明

コメント

No title

>カール大公さん

 うむ、B+とさんざん迷ったのですが私的にはここまでインパクトを感じたのは相当に久しぶりのことだったので、A-まで引き上げちまいましたわ。

 前作「ショコラ」は、「パルフェ」以上にシナリオの出来・不出来がヒロインによって激しいので、カール大公さんの評価はあまり高くないかも、です……こっちも真のヒロインのシナリオはかなり評価高いですし私も良い出来で印象深かったですけどね。
 とりあえずパルフェだけで完結はしています、ヒロインの一人の過去話に「ショコラ」ネタは出てきますがやらなくても問題ないかと。

No title

◆飛龍さん

 評価ポイントが「A」に届いた作品だったとは・・・、飛龍さんがどれだけお気に居られたのかわかるという物です。アマゾンにお願いしましょうかね(お値段も手ごろですし)。

 ところでシリーズ2作目との事ですが、1作目のプレイは必須でしょうか。色々システムに面倒そうなところも有るみたいですし、直接つながりが無いなら2から始めたほうが早いかなと思いますが、どうでしょうか。

 パソコンゲームの「古典」(というほど古くないけど)はプレイできるOSが手に入らなくなることを思うと、本当に一期一会に近いですね。なんとかして欲しい話ではあります。
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