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東京魔人學園剣風帖

東京魔人學園剣風帖東京魔人學園剣風帖
(1998/06/18)
PlayStation

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 それまで存在していなかった、学生たちの日常と戦いとを伝奇形式で描いたシミュレーションAVG。
 それが開発シャウトデザインワークス、販売アスミックエースのタッグでPSから1998年6月16日に発売された「東京魔人學園剣風帖」でありました。

 発売前にそう大きく取り上げられたわけではなかったのですが、「電撃プレイステーション」が大きく紙面を割いて特集し続けたことで注目を浴びまして。
 筆者も記事を読んで興味をそそられまして、発売して半年ぐらい後でしたがプレイしたのでした。

 東京の真神学園に転校してきた主人公「緋勇 龍麻」(変更も可)。
 この時を境に様々な事件が起こってくる。猟奇殺人、死体が何者かに盗まれる、誘拐……そしてそれらを引き起こす者達と立ち向かう主人公と仲間たち。
 果たして、この地に平穏が訪れるのであろうか……
 というのがおおまかなあらすじになりまして。
 ゲーム構成としてはシナリオ展開と仲間集めのAVGパートと、戦闘を行うSLGパートに2種類となってます。この辺は「サクラ大戦」と同じですね。

 AVGパートでは各1話完結で20話以上あり、仲間達と会話をしつつストーリーが進んでいくわけですが、このときに主人公に選択を求められることがちょくちょくあります。
 肯定的な「同、友、喜、愛」と否定的な「怒、悲、冷、悩」、あと無反応の9種類によって自分の意思表示をすることになります、よって主人公はこのパートではまったくしゃべりません。
 その選択によって仲間になってくれるキャラもいますし、そうでないキャラでも役立つアイテムをくれたりしますので、これをうまくやっていくことが戦闘を楽にしてくれたりします。
で、AVGパートの途中やラストで敵と対面、S・RPGライクなバトルが繰り広げられることになるわけです。

AVGパートそのものについては、後述する操作性の一部を除いてほぼ文句のない出来でした。9つもの選択肢から選ぶのは最初は大変かと思ってましたが、大体どれを選べばいいか見当つきますし、と言いつつ変わった選択を選んでみるとこれが予想外の反応をしてくれたりしてこれがまた楽しかったりしますし。このシナリオを楽しむのにほぼ満足のいくシステムだったかと思います。
 ただ、1話完結の各話で大抵、仲間に出来るキャラがいるんですが、この仲間集めには苦労しました……星座によって相性が異なるという要素はやめて欲しかった。

 戦闘パートは、なんといっても方陣技に尽きる印象です。これはサクラ大戦にも似たものがありますが、あれは二人の合体技、というものでした。しかしこの作品では最大8人による合体技までもあり、バリエーションの豊富さはとんでもないです。1戦闘1回という使用制限もありますが、相当な数がありますので特に困ることはなかったですね。

 操作性については、全体的に見ると改善の余地も多かったかと思いました。
 AVGパート1話が長いときは一時間近く掛かるのに途中セーブが出来なかったりアイテムが多いのに並びかえがなかったり、買い物ももっとまとめ買いがしやすくして欲しかったりと、色々と気になる部分もありましたね。
 
 肝心のシナリオですが……雰囲気が抜群に良い! 
 仲間達の漫才的なじゃれ合いが楽しいですし鬼だの、陰陽師だのとの絡みに盛り上がり、悲劇的なシーンもあり、もちろん感動的なシーンもあり……2枚組のCDにパンパンにつまっているであろうこのシナリオを組み立て、演出し、破綻をみせずにまとめあげたこのゲームデザイナーたる今井秋芳さんの力量は素直に賞賛したいです。
 これだけ魅力的なキャラクターを作り上げながらそれに頼り切ることなく良質のシナリオを見せてくれたのですから大したものです。
 本編終了後も楽しませてくれる仕掛けもありましたしね。

 キャラクターでは比良坂紗夜という、本筋にも大きく関わってくるヒロインに魅了されました。
 いやまあ、ユニット性能が反則なのもまたいいのですが、薄幸のヒロイン的な佇まいに惹かれるものがありました。

 ということで。
 ボリュームが凄くてなかなかに大変で疲れましたが、これが心地良いのもまた確かで制作者のこだわりを感じる良作でありました。
 筆者の評価はランクB+です、2008年夏にDSへの移植が発売予定となっております。

テーマ : 東京魔人學園剣風帖 - ジャンル : ゲーム

タグ : 東京魔人學園剣風帖 今井秋芳

コメント

 そうですね、こういうタイトルを出してちゃんと売るには、作る側の力がPS1時代よりずっと必要なのでしょうね。

東京魔人學園剣風帖は傑作だね。
最近はこういう感じのゲームが無いのが残念、、、。

>KITTさん

 朧も近日中に単独でレビューする予定なのであえて剣風帖のみでUPしてます。
 今度のDS版も朧と込みで発売になるようですね。

朧綺譚と合わせて1本

実際、現在は2本パックで販売されているようで、剣風帖は朧綺譚抜きでは語れない部分がいろいろあると思います。エンディングとかクイズとかパズルっぽい戦闘(名称失念)とか。
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